■同業他社比較と株主還元策について
(2)株主還元策
オーハシテクニカ (TOKYO:7628)の株主還元策としては、配当金に加えて株主優待制度を導入している。
配当金に関しては安定配当を基本としつつ、配当性向20%程度を目安に業績の拡大とともに増配していく方針で、2016年3月期の1株当たり配当金は前期比5円増配の38.0円(配当性向20.7%)と4期連続の増配を予定している。
また、株主優待では100株以上保有の株主に対して、保有数に応じた枚数のおこめギフト券を年2回(3月、9月末日の株主)贈呈している。
100株保有の株主に対しては1枚(1kg、440円相当)を贈呈しているが、3年以上継続保有の株主に対してはさらに1枚追加しており、長期保有の株主づくりに注力しているのが特徴だ。
100株を3年以上保有している株主だと、現在の株価水準(7月10日時点、1,541円)で見た総投資利回りは3.6%程度となる。
その他、同社では企業価値の向上を目指すなかで、ROE(自己資本利益率)やDOE(自己資本配当率)を重要な経営指標として位置付け、その向上に取り組んでおり、自己株式取得についてもその一環として、機動的に実施していく方針を示している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
配当金に関しては安定配当を基本としつつ、配当性向20%程度を目安に業績の拡大とともに増配していく方針で、2016年3月期の1株当たり配当金は前期比5円増配の38.0円(配当性向20.7%)と4期連続の増配を予定している。
また、株主優待では100株以上保有の株主に対して、保有数に応じた枚数のおこめギフト券を年2回(3月、9月末日の株主)贈呈している。
100株保有の株主に対しては1枚(1kg、440円相当)を贈呈しているが、3年以上継続保有の株主に対してはさらに1枚追加しており、長期保有の株主づくりに注力しているのが特徴だ。
100株を3年以上保有している株主だと、現在の株価水準(7月10日時点、1,541円)で見た総投資利回りは3.6%程度となる。
その他、同社では企業価値の向上を目指すなかで、ROE(自己資本利益率)やDOE(自己資本配当率)を重要な経営指標として位置付け、その向上に取り組んでおり、自己株式取得についてもその一環として、機動的に実施していく方針を示している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)