[30日 ロイター] - 米アップルは今後発売するスマートウオッチのスチール製フレームを3Dプリンターで製造する試験を行っていると、米ブルームバーグ・ニュースが関係者の話として30日に報じた。
この技術を使用すれば、製品の形状に合わせて金属をカットする必要がなくなり、デバイスの製造にかかる時間が短縮され、環境保護にもつながるという。
アップルのサプライチェーン(供給網)を合理化する可能性もある。「アップルウオッチ」での試験がうまくいけば、同社は今後数年間でより多くの製品にこの技術を使用することを検討しているという。
アップルは現時点でロイターのコメント要請に応じていない。
ブルームバーグによると、アップルはチタニウムフレームを使用したウルトラウオッチにもこのプロセスを適用する予定だが、2024年以降になる見通し。
アップルは9月12日に開催するイベントで、スマートウオッチと「iPhone」の新モデルを発表するとみられている。