[31日 ロイター] - 米デル・テクノロジーズが31日に発表した第2・四半期決算(8月4日まで)は売上高が市場予想を上回った。人工知能(AI)ブームの恩恵を受けたほか、コンピューターハードウエアとサーバー製品に対する安定的な需要が寄与した。
好決算に加えて収益見通しも引き上げたことから、株価は引け後の取引で8%上昇した。
第3・四半期の売上高は225億─235億ドルと予想、リフィニティブのアナリスト予想は216億7000万ドル。1株当たり利益予想は1.45ドル、アナリスト予想は1.38ドル。
通年の売上高予想は895億─915億ドル、1株当たり利益は6.30ドルを見込んでいる。
ジェフ・クラーク最高執行責任者(COO)は、デルの需要を巡る環境が改善していると指摘。「AIはすでに長期的な追い風を示しており、当社のポートフォリオ全体で継続的な需要の伸びが見られる」と述べた。
第2・四半期の売上高は229億3000万ドル。リフィニティブによると市場予想は208億5000万ドルだった。
消費者および企業向けパソコン事業を含むクライアントソリューション部門の売上高は第1・四半期から8%増の129億4000万ドル。サーバー・ネットワーキング部門の売上高は11%増の42億7000万ドルだった。