Granth Vanaik
[31日 ロイター] - カナダのスポーツ衣料品大手ルルレモン・アスレティカは31日、第3・四半期(8─10月)は、北米事業の改善に伴い堅調な滑り出しを見せたと明らかにし、通期業績見通しを引き上げた。引き上げは今年2回目。
通期売上高見通しは95億1000万─95億7000万ドルと、従来予想の94億4000万─95億1000万ドルから上方修正した。
通期1株利益見通しは、11.74─11.94ドルから12.02─12.17ドルに引き上げた。
第2・四半期決算は、北米の売上高が前年同期比11%増となった。米国における市場シェアも拡大した。
売上高全体の約12%を占めた中国の売上高は、ゼロコロナ政策解除後の需要回復が追い風となり、同61%増えた。
ただ、世界経済の先行き不透明感の増大を背景に、伸び率は第1・四半期からは減速した。
ルルレモンは顧客を引き寄せるため、街でのランニングとトレイルランニングの両方に適したランニングシューズを発売したり、スポーツアパレルに新色を導入する一方、テニスとゴルフ用品の品揃えも強化している。
第2・四半期の粗利益率は230ベーシスポイント(bp)上昇し58.8%となった。