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米当局、ARC製エアバッグ部品5200万個は「リコール必要」と決定

発行済 2023-09-06 07:37
更新済 2023-09-06 07:46
© Reuters.  9月5日、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、米自動車部品メーカーのARCオートモーティブが製造(委託含む)したエアバッグ・インフレータ―(ガス発生装置)5200万
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David Shepardson

[ワシントン 5日 ロイター] - 米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は5日、米自動車部品メーカーのARCオートモーティブが製造(委託含む)したエアバッグ・インフレータ―(ガス発生装置)5200万個について、破裂し危険な金属片が飛散する可能性があるため、リコール(回収・無償修理)の必要があると決定した。

5月に要請した自主回収にARCが応じなかったことを受け、正式決定を下すとともに、10月5日に公開会合を開くことを決めた。ARCが同意すれば、過去最大規模のリコールとなる。

対象部品はゼネラルモーターズ(GM)、テスラ、トヨタ自動車を含む自動車メーカー12社が2000年から18年初頭までに製造した車両に使用されている。

© Reuters.  9月5日、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、米自動車部品メーカーのARCオートモーティブが製造(委託含む)したエアバッグ・インフレータ―(ガス発生装置)5200万個について、破裂し危険な金属片が飛散する可能性があるため、リコール(回収・無償修理)の必要があると決定した。米首都ワシントンで2016年撮影(2023年 ロイター/Joshua Roberts)

ARCは5月、インフレーターに欠陥があるとしたNHTSAの仮決定を拒否していた。NHTSAは根本的原因が見つからないとの同社の主張について「リコールを延期する理由にはならない」と指摘した。

対象車のうち米国内で7件のインフレーター破裂の報告があり、7人が負傷、1人が死亡しているという。

対象部品のうち、約1100万個は旧デルファイ・オートモーティブ(現オートリブ傘下)がARCの委託を受けて04年まで製造。残る4100万個はARCが製造した。

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