Nell Mackenzie Alun John
[ロンドン 6日 ロイター] - コンピューターのアルゴリズムを使い、市場のトレンドに沿った取引を行うヘッジファンドなどのCTA(商品投資顧問業者)は、米国債と円について弱気のポジションを抱えた状態で8月末を迎えた。JPモルガンが5日遅くに公表した顧客向けノートで明らかになった。
8月末以降、円はドルに対してさらに1%下げ、10年物米国債利回りは15ベーシスポイント(bp)上昇して4.25%となり、利回りと反対方向に動く価格は一段と下落した。このためCTAは利益を上げたとみられる。
JPモルガンによると、CTAは欧州のクレジット商品、米投資適格級およびジャンク級債券、日本株については買い越していた。