Renju Jose
[シドニー 7日 ロイター] - オーストラリアにある米シェブロンの液化天然ガス(LNG)施設2カ所で7日から予定されていた段階的なストライキが24時間延期された。労働組合は調停協議に進展があったためとしており、合意に近づいている可能性がある。
労組の広報担当者によると、シェブロンの「ゴーゴン」と「ウィートストーン」の2施設で8日午前6時(日本時間同日午前7時)までストを延期する。
オーストラリアは世界最大のLNG輸出国で、この2施設は世界全体のLNG生産量の5%以上を占める。
シェブロンは労組から約1日のスト延期通知を受けたことを確認したが、混乱が生じた場合には操業を継続するための措置を講じる方針を示した。
労組は賃金や職場環境の改善を要求。オーストラリアの労使裁定機関フェアワーク委員会(FWC)が4日から調停協議を行っている。協議は今週毎日行われる予定。
労組は5日、条件が受け入れられない場合、14日から2週間にわたる全面ストに拡大すると発表した。