[7日 ロイター] - 米フォード・モーターと独フォルクスワーゲンが昨年清算した共同出資の自動運転技術会社アルゴAIの創業者3人は7日、新たに自動運転トラックの運送会社「スタックAV」を立ち上げた。ソフトバンクグループ(SBG)が出資した。
ソフトバンクGは出資に関するロイターの質問に回答を控えたが、ブルームバーグは同社が拠点を置くペンシルべニア州ピッツバーグの当局者の話として、出資額が10億ドル強になると報じた。
アルゴAIは、利益の出る完全自動運転車の実現はまだ遠いとフォード幹部が懸念したことから、清算に至った。
アルゴAIを2016年に創業したブライアン・サレスキー、ピーター・ランダー、ブレット・ブラウニングの3氏はスタックAVで再び完全自動運転技術に取り組むことになる。
最高経営責任者(CEO)を務めるサレスキー氏は「われわれの独自技術と専門知識、そして長期パートナーであるソフトバンクの深い関与により、トラック運送・貨物業界に革命を起こすことができると確信している」と語った。