[7日 ロイター] - 米新興電気自動車(EV)メーカー、リビアン・オートモーティブのクレア・マクドノー最高財務責任者(CFO)は7日、バッテリー材料価格が今年終盤以降、大幅に下落し、同社にとって追い風になるとの見通しを示した。ゴールドマン・サックスが開催したイベントでの発言。
バッテリー原材料の価格はこの数年、EV需要の急拡大、ロシアのウクライナ侵攻で悪化したパンデミックによる供給ひっ迫を背景に、過去最高水準で推移した。
市場調査会社トレンドフォースも7日、今年はEV需要の漸減に伴ってバッテリー価格が下落しており、年末にかけてさらに下がるとの見通しを示している。
マクドノー氏は、商品価格下落の効果が今年第4・四半期から来年にかけて表れる公算が大きいと述べた。
リビアンは内製の駆動装置も増産していることから、外部サプライヤーへの依存度が下がり、コスト削減と生産向上につながるとみられる。