Echo Wang
[ニューヨーク 12日 ロイター] - ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計大手アームは米ナスダック市場での新規株式公開(IPO)で、少なくとも仮条件の上限を公開価格とするのに十分な需要があり、完全希薄化後の評価額が545億ドルにはなると、関係筋が12日に明らかにした。
アームは12日に投資家からのコミットメントを改めて調査し、公開価格を1株当たり47─51ドルの上限か、それ以上とすることを決定したという。
関係筋は、具体的な公開価格は13日に決定されると述べた。
アームは14日にナスダック市場に上場する予定。
同社は投資家の旺盛な需要を受け、仮条件の引き上げを検討していた。
しかし関係筋によると、これを見送りより保守的なアプローチを維持することにしたという。IPOの規模を50億ドル程度とすることで14日の上場時に株価が好調なパフォーマンスとなる可能性が高まったという。
アームとソフトバンクGは現時点でコメント要請に応じていない。