[21日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズは21日、中国の不動産4社の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。
対象となったのは中国海外宏洋集団、越秀地産、中国海外発展、華潤置地の各社。
ムーディーズは14日、中国の不動産セクター全体の格付け見通しを、成長鈍化に伴う問題を理由に挙げて「ネガティブ」に下げたばかり。今回引き下げた4社についても、安定的な事業環境や信用力を維持する上で不透明感があるとみている形だ。
中国の不動産セクターは、中国恒大集団が2021年にデフォルト(債務不履行)に陥って以来、苦境が続いている。