Kane Wu
［２２日 ロイター］ - 米ベンチャーキャピタル（ＶＣ）のＧＧＶキャピタルは２１日、中国事業を分離する計画を明らかにした。アジアを中心とする部門と米国を中心とする部門に事業を分割する。
中国の技術への投資を制限するよう米国企業に政治的な圧力が強まっていることが背景。
Ｘ（旧ツイッター）への投稿で明らかにしたところによると、米国部門は主に北米、中南米、イスラエル、欧州、インド、国境を越えた米国の取引に投資する。シリコンバレーとニューヨークにオフィスを置く。
アジア部門はシンガポールを拠点とし、中国、東南アジア、南アジアに投資する。
ＧＧＶの人民元建てファンドは引き続き中国ブランド名の「Jiyuan Capital」で独立して運用する。
事業分割は来年第１・四半期末までに完了する予定。
ＶＣ大手セコイア・キャピタルも６月、中国事業とインド・東南アジア事業をそれぞれ独立させると発表している。
米国企業による中国ハイテク企業への資金提供を調査している米議会委員会は７月、ＧＧＶなどを調査対象とした。