Katie Paul
[メンローパーク(米カリフォルニア州) 28日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズは、新たな消費者向け生成人工知能(AI)ツール「メタAI」のトレーニングで、フェイスブックやインスタグラムの一般公開投稿を利用している。ニック・クレッグ国際問題担当社長がロイターのインタビューで明らかにした。
プライバシーを尊重するため、家族や友人のみに公開されている投稿は利用の対象から除外したという。メッセージングサービスのプライベートチャットも使用していない。
クレッグ氏は個人情報が多いデータセットは除外するようにしたとし、訓練に使用したデータの「大部分」は公開されているものだと述べた。
プライバシーへの懸念から意識して使用しないようにしたウェブサイトとして、リンクトインを例に挙げた。
メタは27日の開発者向け年次イベントで、メタAIを発表した。
クレッグ氏によると、メタAIが生成できるコンテンツには安全上の制限が設けられており、著名人の写真のような画像の生成などは禁止しているという。