[29日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、米半導体大手エヌビディアが市場をほぼ独占する人工知能(AI)向け半導体チップについて、同社が反競争的な行為に関与した疑いがあるとして初期段階の調査をしていることが分かった。米ブルームバーグが29日、関係者の話として報じた。
報道によると、欧州連合(EU)欧州委員会は、ゲームやAIに使用されるGPU(画像処理半導体)に関して不正行為が行われた可能性があるとして、非公式な意見収集を行った。
エヌビディアを巡っては、AI用半導体市場における同社の役割や価格政策などについて、フランス当局が関係者から聞き取り調査を行っていることが判明したばかり。
エヌビディアはコメントを控え、欧州委員会もロイターのコメント要請に応じなかった。