■今後の見通し
(1) 2015年8月期の業績見通し
ヒマラヤ (TOKYO:7514)の2015年8月期の業績見通しについては、売上高が前期比6.7%増の73,700百万円、営業利益が同13.7%増の2,410百万円、経常利益が同10.9%増の2,455百万円、当期純利益が同24.8%増の1,165百万円と期初計画を据え置いている。
第3四半期までの進捗率は売上高が74.4%、営業利益が65.4%となっており、直近3年間の平均(売上高74.7%、営業利益66.2%)に対して若干下回るペースとなっている。
ただ、当期は3月まで消費増税の影響が残っていたこと、また第3四半期においては収益性が大きく改善していることなどを考慮すれば、夏場の天候次第では利益ベースで計画を上回る可能性も十分あると弊社ではみている。
通期の会社計画を達成するためには、第4四半期に売上高で前年同期比11.0%増、営業利益で同2.7%増が必要となるが、前年同期は夏場の天候不順や8月の複数の台風上陸などもあって、販売が低調だったことから、少なくとも利益面においてはハードルが比較的低いものと思われる。
第4四半期においても適時適量仕入による在庫コントロールやプロバー販売の強化などによって総利益率をさらに向上し、計画の達成を目指していくものと思われる。
○月次動向 7月のヒマラヤの月次売上動向を見ると、全店ベースで前年同月比3.0%増と2ヶ月ぶりにプラスに転じた。
また、B&Dについては同9.6%減と2ヶ月連続でマイナスが続いたものの、マイナス幅は大きく縮小している。
6月の落ち込みは土・日曜の日数が前年よりも1日少なかったことに加えて、前年同月がサッカーワールドカップ開催月で、日本代表レプリカユニフォームなどの関連用品の売上が好調だった反動が出たものと考えられる。
特にサッカー用品の売上比率が5割強を占めるB&Dにおいて、その傾向が顕著だったが、7月はその影響が薄まってきたものと考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
第3四半期までの進捗率は売上高が74.4%、営業利益が65.4%となっており、直近3年間の平均(売上高74.7%、営業利益66.2%)に対して若干下回るペースとなっている。
ただ、当期は3月まで消費増税の影響が残っていたこと、また第3四半期においては収益性が大きく改善していることなどを考慮すれば、夏場の天候次第では利益ベースで計画を上回る可能性も十分あると弊社ではみている。
通期の会社計画を達成するためには、第4四半期に売上高で前年同期比11.0%増、営業利益で同2.7%増が必要となるが、前年同期は夏場の天候不順や8月の複数の台風上陸などもあって、販売が低調だったことから、少なくとも利益面においてはハードルが比較的低いものと思われる。
第4四半期においても適時適量仕入による在庫コントロールやプロバー販売の強化などによって総利益率をさらに向上し、計画の達成を目指していくものと思われる。
○月次動向 7月のヒマラヤの月次売上動向を見ると、全店ベースで前年同月比3.0%増と2ヶ月ぶりにプラスに転じた。
また、B&Dについては同9.6%減と2ヶ月連続でマイナスが続いたものの、マイナス幅は大きく縮小している。
6月の落ち込みは土・日曜の日数が前年よりも1日少なかったことに加えて、前年同月がサッカーワールドカップ開催月で、日本代表レプリカユニフォームなどの関連用品の売上が好調だった反動が出たものと考えられる。
特にサッカー用品の売上比率が5割強を占めるB&Dにおいて、その傾向が顕著だったが、7月はその影響が薄まってきたものと考えられる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)