[4日 ロイター] - ブルームバーグは4日、事情に詳しい関係者の話として、米アップルが同社のウェブブラウザー「サファリ」のプライベートモード向け標準検索エンジンについて、アルファベット傘下のグーグルからダックダックゴーに変更する可能性を協議していたと報じた。
協議の詳細は週内に発表される見込み。グーグルの検索事業を巡る反トラスト法(独占禁止法)訴訟を担当するアミット・メータ判事が4日、ダックダックゴーのガブリエル・ワインバーグ最高経営責任者(CEO)とアップル幹部のジョン・ジャナンドレア氏の証言を非公開にしないとの判断を示したという。
米司法省は先月、グーグルが自社の検索エンジンをアップルなどのスマートフォンメーカーの端末やAT&Tなどの携帯電話会社の端末の標準装備にしてもらうために年間100億ドルを不正に支払っていると主張。
マイクロソフトのサティア・ナデラ最高経営責任者(CEO)は2日、グーグルが人工知能(AI)の学習に必要なコンテンツの「囲い込み」に動いているとの不満を表明し、マイクロソフトの検索エンジン「Bing(ビング)」をアップル製品の標準装備にしてもらおうとしたが、拒絶されたと明かした。