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イオン、いなげやに1株1610円でTOB 上場は維持の見通し

発行済 2023-10-06 15:57
更新済 2023-10-06 16:45
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Takahiko Wada

[東京 6日 ロイター] - イオンは6日、いなげやの普通株式を公開買い付け(TOB)すると発表した。買い付け期間は10日から11月21日まで。1株1610円で買い付ける。

いなげやの6日の終値は1494円で、買い付け価格はこれを7.8%上回る。TOBによる買い付け予定数の上限は1568万7400株でイオンの所有割合にすると33.78%。これまでの所有分17%や間接所有分と合わせ、イオンは所有割合51%を目指す。TOB成立後もいなげやは上場を維持する。

© Reuters.  10月6日、イオンは、いなげやの普通株式に対して公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。写真はイオンのロゴ。2012年6月、都内で撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

イオンは今年4月、首都圏で売上高1兆円・1000店舗のスーパーマーケット網を構築することを掲げていなげやの連結子会社化を発表していた。2024年11月をめどに、イオンの子会社でスーパーマーケット事業の管理を行うユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)がいなげやを完全子会社化し、いなげやは上場廃止となる見通し。

ただ、いなげやとUSMHの経営統合を実行するか、実施する場合の具体的な手法や条件などは今後、イオンやいなげや、USMHの間で協議して決定するとして「本日現在において未定」とした。

いなげやは同日、イオンによるTOBに賛同すると発表した。

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