[香港 9日 ロイター] - 香港では9日、台風14号(コイヌ)の影響で多くの地域で洪水が発生した。
香港天文台によると、コイヌは勢力を弱め熱帯低気圧に変わったが、依然として強風と大雨をもたらしている。
9日には学校が休校となったほか、香港証券取引所の午前の取引が中止された。午後には強風が和らぐと予想されており、取引が再開される予定。
香港の気象当局は多くの地域が大雨で危険な状態にあるとして土砂崩れ警報を出した。南部では浅水湾道(レパルスベイロード)に大量の水が流れ込み、一部が通行止めになった。
香港の公共放送、香港電台(RTHK)によると、空の便や交通機関にも影響が出て、空港や地下鉄駅で多くの人が足止めされた。
中国国営メディアによると、同国の気象当局は珠海市を含む広東省の各地区に暴風・台風警報を発令し、学校を休校にした。
コイヌは今後、勢力を弱めながら広東省の西岸や海南島の東部に接近すると予想されている。