[東京 12日 ロイター] - 吉野家ホールディングスが前営業日比11%超高と急反発し、上場来高値を更新した。11日、2024年2月期通期の連結業績について、営業利益予想を従来の46億円から68億円(前年比98%増)へ上方修正したほか、増配を発表し、好感されている。
新型コロナウイルス感染症の規制緩和に伴う人流増が追い風となっており、第3・四半期以降も底堅く推移するとみている。市場では「コロナ禍からの完全回復が確認できた。値上げ実施による客離れも見られず、怖いものなしの状態」(国内証券ストラテジスト)との声があった。
23年3─8月期の連結業績で営業利益は約3.7倍の39億円だった。期末配当は前回予想の5円から3円増配し、年間配当予想額を10円から16円とする。