Mariam ESunny
[11日 ロイター] - デンマークの製薬大手ノボノルディスクは10日遅く、糖尿病治療薬「オゼンピック」が臨床試験の中間解析で、糖尿病患者の腎疾患の進行を遅らせる効果があることが示されたと発表した。これを受け11日、人工透析サービス関連銘柄の株価が急落した。
ノボノルディスクは、中間解析に基づき試験をほぼ1年前倒しで打ち切ると発表した。外部のデータ監視機関によると、同薬は既にあらかじめ設定した有効性の基準を満たしたという。
オゼンピックはGLP─1受容体作動薬と呼ばれる医薬品で、このクラスの医薬品の相次ぐ成功が、食品メーカー、肥満症手術や血糖監視装置メーカーの株価に打撃となっている。
GLP─1受容体作動薬は2型糖尿病の治療と減量を目的に使用されている。