Blake Brittain
[12日 ロイター] - 米グーグルは12日、クラウドサービスの「グーグル・クラウド」と「グーグル・ワークスペース」内で生成AI(人工知能)システムを利用するユーザーが知的所有権侵害で訴えられた場合、擁護する方針を明らかにした。米マイクロソフト、米ソフトウエア大手アドビなども同様の姿勢を示している。
作家、イラストレーターなど著作権保有者は幾つかの訴訟で、自分たちの作品がAIの学習に利用されることと、コンテンツ生成に使われることのどちらも、著作権侵害に当たると訴えている。
グーグル広報担当は、両方の主張に包括的な補償を行うのは「グーグルが業界初だ」と述べた。
ただ、ユーザーが「意図的に」生成するか、生成物を使用して他者の権利を侵害した場合には、補償は適用しないという。
生成AIを巡る新たな訴訟は一般に個人のユーザーではなく、グーグルなどのシステムを所有する企業を相手取って起こされている。