Shinichi Uchida
[東京 13日 ロイター] - ローソンは13日、国内コンビニ事業が堅調に推移していることなどを踏まえて2024年2月期連結業績(国際会計基準)予想を上方修正すると発表した。営業収益を1兆0800億円(従来予想1兆0600億円)に変更し、純利益は前年比58.2%増の470億円(従来は前年比2.4%減の290億円)と増益予想に見直した。
IBESがまとめたアナリスト11人のコンセンサス予想では純利益の平均値は358億円。
24年2月期の年間配当予想も235円(従来200円、前期実績150円)に増額した。4月に打ち出した株主還元方針では、25年度まで3カ年の連結配当性向は50%を目標とし、配当の下限を23年度は200円、24年度は225円、25年度は250円としていた。
3─8月期決算は営業収益が前年比11.1%増の5454億円、純利益は同58.3%増の324億円だった。人流が総じて増加傾向となる中で経費のコントロールも進め、国内コンビニ事業がけん引した。海外事業では中国事業が計画を上回った。