[18日 ロイター] - 豪資源大手BHPグループは18日、第1・四半期(7─9月)の鉄鉱石生産量が4%近く減少したと発表した。また、豪クイーンズランド州にある製鉄に使われる原料炭の炭鉱2つを豪石炭大手ホワイトヘイブン・コールに売却すると明らかにした。
アナリストの試算では、売却するダウニア、ブラックウォーターの両炭鉱の価値は30億ドル以上。BHPは両炭鉱を三菱商事の豪法人、三菱デベロップメントと共同で保有している。
一方、西オーストラリア州での7─9月の鉄鉱石生産量(100%ベース)は前年同期の7210万トンから6940万トンに減少。主産地であるピルバラ地区中央部で施設の保守作業が影響した。UBSによると、ビジブル・アルファがまとめた市場予想は7400万トンだった。
BHPは2024年度の同州での鉄鉱石生産量の見通しを2億8200万─2億9400万トンの範囲に据え置いた。