[シンガポール 20日 ロイター] - 中国金融規制当局は20日、国内銀行の不良債権比率が9月第3・四半期末時点で1.65%だったと発表した。
国家金融監督管理総局(NFRA)の当局者は記者会見で、不良債権残高は4兆元(約5467億2000万ドル)で、年初から1832億元増加したと述べた。
商業銀行の自己資本比率は14.66%だった。
規制当局は中小銀行の改革を着実に推進し、金融リスクの軽減を図ると述べた。また不動産市場の健全かつ安定的な発展を促進し、開発業者の合理的な資金需要に応えていくとした。
銀行が1─9月に組成した不動産開発ローンは2兆4000億元で、返済期限を延長したローンの残高は第3・四半期末時点で前年同期比183%増加した。