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冨士ダイス Research Memo(2):超硬合金製工具・金型(耐摩耗工具)製造の専業メーカー

発行済 2023-10-24 12:22
更新済 2023-10-24 12:30
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*12:22JST 冨士ダイス Research Memo(2):超硬合金製工具・金型(耐摩耗工具)製造の専業メーカー ■会社概要

1. 沿革と事業概要
冨士ダイス (TYO:6167)は超硬合金を用いた高精度の耐摩耗工具・金型の製造販売を主たる事業として展開し、超硬耐摩耗工具専業として長期にわたりトップシェアを堅持してきた。
業界全体としては新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)による影響などから2020年度に大きく落ち込み、その後回復してきたものの2022年度においてもコロナ前の水準に戻っておらず、同社も同様な動きとなっている。


同社の特徴は、製造工程においてユーザー要求に基づき、製品素材や用途に最適な工具・金型を設計した上で、粉末冶金技術を用い原料粉末の粉砕・混合・造粒から、焼結、機械加工、製品検査までの一貫生産体制により製品を提供している点にある。
最大取引先でも売上高の比重が偏らないように独立性を重んじているほか、様々なオーダーに対応できる多品種少量生産に強みを持ち、高付加価値製品の販売で収益性を確保している。


2. 事業内容
同社は超硬合金製を中心とした工具・金型(耐摩耗工具)製造に特化しており、主要な取り扱い製品は4つに分類される。
2023年3月期における売上構成は、超硬製工具類26.6%、超硬製金型類24.6%、その他の超硬製品24.8%、超硬以外の製品24.0%となっている。


3. 人員推移と拠点ネットワーク
同社の2023年3月期末の従業員数は1,118名、内訳は単独876名、国内関係会社77名、海外144名となっている。
過年度からの推移では海外が多少増加しているものの、大きな変動はない。
拠点ネットワークとしては国内14ヶ所、海外はタイ・インドネシアの生産・営業拠点を含む合計5ヶ国がある。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)

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