[23日 ロイター] - 米新興電気自動車(EV)メーカーのフィスカーは23日、スポーツタイプ多目的車(SUV)の最上位モデル「オーシャン・エクストリーム」を値下げし、下位グレード2車種を値上げした。EV需要の減速と米EV大手テスラが火を付けた価格競争に対応する。
オーシャン・エクストリームの価格は約11%下がって、米国で6万1499ドル、カナダで7万9799カナダドル(5万8166.78米ドル)となる。テスラのSUV「モデルY」の米国での最低価格は4万8490ドル。
一方、米国とカナダで下位モデル「オーシャン・ウルトラ」の価格を6%、「オーシャン・スポーツ」の価格を4%程度引き上げる。
ヘンリック・フィスカー最高経営責任者(CEO)は「急成長するEV市場で起きている競争の現実に対応することは不可欠だ」と述べた。
既に「オーシャン・エクストリーム」を注文もしくは購入した顧客に対しては、米国で7500ドル、カナダで1万0200カナダドルの価格調整を行う。