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SKハイニックス、第3四半期は赤字縮小 AI向け好調

発行済 2023-10-26 09:45
更新済 2023-10-26 13:00
© Reuters.
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[ソウル 26日 ロイター] - 韓国の半導体メモリー大手SKハイニックスが26日発表した第3・四半期決算は赤字幅が前期から縮小した。人工知能(AI)向け需要が好調だった。

営業損益は1兆8000億ウォン(13億3000万ドル)の赤字だった。前年同期は1兆7000億ウォンの黒字だった。

赤字は4四半期連続だったが、第1・四半期の3兆4000億ウォン、第2・四半期の2兆9000億ウォンから縮小した。

LSEGがまとめた20人のアナリスト予想は1兆7000億ウォンの営業赤字だった。

売上高は前年同期比18%減の9兆1000億ウォンだった。

同社は声明で「生成AIブームに伴いDRAM事業は今後も改善が見込める。NANDフラッシュ事業でも改善の兆しが見られる」と説明した。

サムスン電子も31日に第3・四半期決算を発表する。明るい業界見通しを示すかが注目されている。

メモリーチップ業界は昨年以降低迷が続いており、アナリストはSKハイニックスのNANDフラッシュ事業は第3・四半期に約2兆ウォンの損失を計上したと指摘している。

一方、高帯域幅メモリー(HBM)半導体のような最先端のDRAMチップは、急拡大する生成AI分野からの需要が旺盛。

SKハイニックスはHBM3チップ開発で競合をリードしており、AI向け半導体分野を主導するエヌビディアを顧客としている。

SKハイニックスはキオクシアホールディングスと米ウエスタンデジタル(WD)のフラッシュメモリー事業統合計画について質問されたのに対し、現時点で同意していないと述べた。詳しい理由は明らかにしなかった。SKハイニックスは両社と競合関係にあるほか、キオクシアに間接出資している。

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