Nobuhiro Kubo
[東京 31日 ロイター] - 台湾力晶科技(パワーチップ)傘下の半導体受託生産大手・力晶積成電子製造(PSMC)とSBIホールディングスは31日、半導体工場の建設予定地を宮城県に決めたと発表した。日本政府から一定以上の補助金支給を受けることを前提にしている。
30を超える自治体から誘致の提案があり、給排水や物流といったインフラの充実度、災害に対する強度、産学連携の可能性などを踏まえて決定したという。
工場では線幅28・40・55ナノメートルの半導体を手掛ける。最終的にウエハー換算月4万枚生産する。
SBIはこれまでに、8000億─9000億円の投資を見込むことを明らかにしていた。まずは第1期の量産体制整備に当てる4200億円の一部について、補助金の申請を検討する。