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メディアS Research Memo(8):「コーポレートDX」は増収増益、「マイクラス」は好調な受注見込み(3)

発行済 2023-11-02 14:28
更新済 2023-11-02 14:31
© Reuters.
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*14:28JST メディアS Research Memo(8):「コーポレートDX」は増収増益、「マイクラス」は好調な受注見込み(3) ■業績見通し

3. 今後の展望
メディアシーク (TYO:4824)は、既存の「コーポレートDX」「ライフスタイルDX」を基盤に、「画像解析・AI」「ブレインテック・DTx」「ベンチャーインキュベーション」に加えて「次世代技術開拓」の分野に積極的な投資を推進する。
「コーポレートDX」は堅調な利益を創出しながら技術力における基盤を確保し、「ライフスタイルDX」では法人向けDXのほか、収益性が高い「マイクラス」を中心に自社商品の拡販で売上増を目指す一方で、蓄積した生徒の情報をデータベース化することで新しいサービスを提供する計画である。
「画像解析・AI」では、社内外のリソースを生かしながら応用技術の研究開発を進める。
「ブレインテック・DTx」では、デジタル医療における先鋭的なポジションの確立を目指しながら、チェーン店、スポーツジム、学校等の非医療分野にも50百万円以上の投資を行い、「ブレインテック」の拡販を推進する。
「ベンチャーインキュベーション」では、引き続きスタートアップ企業やベンチャー企業のIPO実現によるキャピタルゲインを確保するほか、上場企業への積極的な投資を実施する計画としている。
特に上場企業への投資については、コーポレートDXの領域で培った技術・経験を基に投資先のDX化をサポートすることで、投資先の企業価値向上を目指し、さらなるキャピタルゲインの獲得を目指す戦略としている。
このほか、「次世代技術開拓」として、既に投資しているベンチャー企業を中心に数億円の投資を予定しており、新しい技術開拓を図る。


4. サステナビリティへの取り組み
2023年6月、同社はサステナビリティへの取り組みとして、TCFD提言への賛同を表明し、TCFDコンソーシアムへ加入した。
「環境」「社会」「ガバナンス」の観点で持続可能な社会を実現すべく活動を行う一方で、引き続き高品質・革新的なサービスを提供することで、さまざまな社会課題の解決に貢献していく。


今後、「環境」においては、持続可能な社会の実現に貢献し企業価値を向上させるため、TCFD提言に基づいた情報開示を行うとともに全社経営方針の策定を推進し、「社会」においては、従業員の健康と安全確保のため、労働安全衛生の維持・促進に取り組む。
加えて「ガバナンス」の面では、コーポレート・ガバナンス強化のためにコンプライアンス委員会を設置し、経営チェック機能の強化に努めている。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)

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