Katie Paul
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 交流サイト(SNS)フェイスブックを運営する米メタ・プラットフォームズは、生成人工知能(AI)を搭載した新たな広告ツールを政治広告に使用することを禁止する。広報担当者が6日、明らかにした。
こうしたツールは選挙に関する誤情報拡散を助長すると議員らが懸念を示している。
メタの広告基準ではファクトチェックを行うパートナーが誤情報と確認した広告を禁止しているが、AIに関する規則は特にないようで、今回の決定はまだ更新されていない。
メタは約1カ月前に生成AI搭載広告ツールの利用を全ての広告主に拡大すると発表したばかり。
春に一部の広告主に限定して提供を開始した際、来年までに世界で全ての広告主に提供する見通しだと発表していた。
ハイテク企業はこうしたツールの安全対策についてほとんど情報を公開しておらず、政治広告に関するメタの決定はAI関連の方針として業界で意義深いものの一つとなる。