[6日 ロイター] - 米物流大手フェデックスは6日、インターネット通販の需要減速に対処する中、パイロットにアメリカン航空グループ子会社で飛行業務に就くよう働きかけていると明らかにした。
物流業界では世界的な輸送需要低迷が利益率を圧迫し、フェデックスも消費者が新型コロナウイルス禍前のライフスタイルに戻る中で需要減退に合わせてコスト削減を強いられた。
一方、米航空業界は旅行需要の堅調が続く中、コロナ下の人員削減や退職で悪化したパイロット不足に悩まされている。
アメリカン航空傘下の地方航空会社PSA航空は現在、エントリーレベルの機長職にフェデックスからパイロットを募集している。
フェデックスは声明で、業界全体での航空貨物需要軟化と自社の運航要員数を考慮し、この採用機会に関する情報をパイロットと共有したと明らかにした。