[コペンハーゲン 10日 ロイター] - デンマークの製薬大手ノボノルディスクは10日、肥満症治療薬「ウゴービ」の需要が世界的に拡大していることに対応するため、国内製造施設に今後数年で420億デンマーククローネ(60億ドル)以上を投資すると発表した。
製造施設を拡張し、医薬品原薬(API)の生産能力を増強するほか、パッケージングなども強化する。
ウゴービや糖尿病治療薬「オゼンピック」のAPIであるセマグルチドなどの生産能力を引き上げる。セマグルチドは全て国内で生産している。
広報担当によると、投資額はデンマークの民間企業としては最大。同社は株式時価総額ベースで欧州最大の企業だ。
建設プロジェクトは2025年末から29年にかけて完了する予定。