Nobuhiro Kubo Maki Shiraki
[東京 20日 ロイター] - ジーエス・ユアサ コーポレーション(GSユアサ)は20日、公募増資とホンダへの第三者割当増資で最大471億円を調達すると発表した。新設する電気自動車(EV)用リチウム電池工場の設備投資などに振り向ける。
GSユアサは公募で1521万9400株を新たに発行する。第三割割当増資では、ホンダが249万7700株を引き受ける。ホンダの引き受け後のGSユアサに対する出資比率は4.99%となる。払い込み金額は11月29日から12月5日までのいずれかの日に株式発行価格が決定次第、確定する。
ホンダは、急拡大する電池需要に対応するためGSユアサを重要なパートナーの1社と位置付けており、今回の引き受けは電動事業強化に向けた取り組みの一環。EV搭載用リチウムイオン電池とその製造方法の研究開発、主要原材料のサプライチェーンや効率的な生産システムの構築を両社で目指している。
オーバーアロットメントの売り出しに伴う第三者割当増資は、野村証券が引き受け、最大228万2900株を予定している。