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東京株式市場・大引け=日経平均は大幅反落、先物主導で約7カ月ぶり安値水準

発行済 2015-09-04 15:26
更新済 2015-09-04 15:27
© Reuters.  東京株式市場・大引け=日経平均は大幅反落、先物主導で約7カ月ぶり安値水準
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[東京 4日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値      17792.16 -390.23 寄り付き    18312.13 安値/高値   17608.17─18312.13

TOPIX .TOPX 終値       1444.53 -30.45 寄り付き     1484.84 安値/高値    1429.26─1485.47

東証出来高(万株) 265258 東証売買代金(億円) 26941.8

東京株式市場で日経平均は大幅反落。終値は前日比390円23銭安の1万7792 円16銭となり、2月10日以来、約7カ月ぶりの安値水準だった。寄り付きは高くはじ まったものの、米金融政策に影響を与える8月米雇用統計の発表を今晩に控え、ポジショ ン調整売りの圧力が強くなった。中国リスクに対する警戒感も根強く、後場に入ると、先 物への仕掛け的な売りが断続的に出て一時574円安と下げ幅を拡大させた。売り一巡後 は週末要因の買い戻しも入ってやや下げ幅を縮めたが、戻りは限定的だった。

日経平均の日中値幅は上下700円強の荒い値動きだった。朝方には国内勢中心に押 し目買いの動きもみられたが、長くは続かなかった。円相場の上昇が嫌気されたほか、後 場は先物売りに加え、信用取引の追い証(追加担保の差し入れ)発生も意識され、換金売 りが膨らんだとみられている。日立製作所 6501.T やマツダ 7261.T 、三菱重工業<7011. T>などが年初来安値を更新している。 市場では「投資家のマインドが落ち込んでいるため、リスクに敏感になっているよう だ。株価の底入れには、世界経済の下振れリスクが大きくないことが確認されるか、グロ ーバルな対応策が必要になる。9月の米利上げがないことが確認されれば、ある程度の安 心材料になる」(みずほ総研シニアエコノミストの武内浩二氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、日本ガイシ 5333.T が軟調。米司法省は3日、自動車部品の価格を操 作したとされる件で同社が容疑を認め、罰金6530万ドル(約78億円)の支払いに合 意したと明らかにした。悪材料に敏感に反応する売りが先行した。半面、マーベラス<784 4.T>は続伸。同社は3日、取得総額20億円を上限とする自社株買いを実施すると発表し た。需給改善や株主価値の向上に期待する買いが入った。

東証1部騰落数は、値上がり154銘柄に対し、値下がりが1699銘柄、変わらず が42銘柄だった。

(河口浩一)

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