■財務状況
KADOKAWA・DWANGO (TOKYO:9468)の2015年6月末の総資産残高は2015年3月末比13,969百万円減少し191,703百万円となった。
事業構造改革費用と、支払手形及び買掛金の支払等で現金及び預金が6,808百万円減少したことが主要因。
主要項目の残高は現金及び預金56,399百万円、受取手形及び売掛金34,810百万円など、流動資産が117,246百万円。
有形固定資産36,135百万円、投資その他の資産32,183百万円など、固定資産が74,457百万円。
負債は、支払手形及び買掛金が減少したことなどから前期末比13,690百万円減少し87,734百万円となった。
内訳は流動負債が50,152百万円、固定負債が37,581百万円。
純資産はほぼ前期末並みの103,969百万円。
経営指標を見ると、15年3月期に新規事業資金及び予備資金確保を目的として長期借入金30,000百万円を調達したものの、経営の安全性を示す流動比率は2015年3月期末で207.2%、自己資本比率も50.2%と、いずれも一般的に健全と呼ばれる水準を確保している。
一方、収益性に関しては、営業利益率は2015年3月期1.4%、2016年3月期第1四半期(4月−6月期)2.4%と低い水準にとどまっており、中期経営計画の実行による収益改善が今後の経営課題と言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)
事業構造改革費用と、支払手形及び買掛金の支払等で現金及び預金が6,808百万円減少したことが主要因。
主要項目の残高は現金及び預金56,399百万円、受取手形及び売掛金34,810百万円など、流動資産が117,246百万円。
有形固定資産36,135百万円、投資その他の資産32,183百万円など、固定資産が74,457百万円。
負債は、支払手形及び買掛金が減少したことなどから前期末比13,690百万円減少し87,734百万円となった。
内訳は流動負債が50,152百万円、固定負債が37,581百万円。
純資産はほぼ前期末並みの103,969百万円。
経営指標を見ると、15年3月期に新規事業資金及び予備資金確保を目的として長期借入金30,000百万円を調達したものの、経営の安全性を示す流動比率は2015年3月期末で207.2%、自己資本比率も50.2%と、いずれも一般的に健全と呼ばれる水準を確保している。
一方、収益性に関しては、営業利益率は2015年3月期1.4%、2016年3月期第1四半期(4月−6月期)2.4%と低い水準にとどまっており、中期経営計画の実行による収益改善が今後の経営課題と言える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正)