[5日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズが5日に中国の格付け見通し変更を発表した数時間前に、中国の対話アプリ「微信(ウィーチャット)」でそうした憶測が流れていたことがロイターの調べで分かった。
数百人が参加しているチャットグループには「ムーディーズが中国の格付けを引き下げると言われており、午後に発表がある」と投稿されていた。
ムーディーズは5日、中国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。格下げには至っていない。
5日の中国株式市場は、国内経済への懸念から優良株が約5年ぶりの安値を付けた。取引時間中にはムーディーズによる引き下げのうわさが流れ、地合いが悪化した。
ムーディーズの広報担当者はコメントを控えた。