Hyunsu Yim
[5日 ロイター] - 米アマゾン傘下のゲーム実況配信サービス「ツイッチ」は5日、韓国事業を来年2月で閉鎖すると発表した。運営コストとネットワーク使用料の高さが理由。
ダン・クランシー最高経営責任者(CEO)はブログで「ツイッチは韓国で大幅な赤字を出しており、残念ながら、この国でより持続可能な形で事業を運営する道はない」と指摘。
同CEOによると、韓国のネットワーク使用料は他の大半の国の10倍に達しており、同社は運営コストの削減に向け多大な労力を費やしてきた。
韓国の科学技術情報通信省は、ネットワーク使用料について「インターネット・ネットワークの持続可能な発展、コンテンツ産業、ユーザーの利便性を考慮する必要がある包括的な問題」として見直されていると表明した。
韓国ではネットワークの通信量急増で発生する費用の負担を巡り、国際的なハイテク企業と国内のインターネット接続事業者が対立。米ネットフリックスと韓国のSKブロードバンドは今年、ネットワーク使用料を巡る訴訟を互いに取り下げた。