[12日 ロイター] - 米アップルのサプライヤーである台湾の富士康科技集団(フォックスコン)は、インド南部カルナタカ州の工場に1391億1000万ルピー(約16億7000万ドル)を追加投資する計画だ。同州政府が12日に発表した。
フォックスコンは米アップルのiPhone(アイフォーン)の約70%を組み立て生産している。コロナ禍による混乱や地政学的な緊張を受け、中国以外に生産拠点を多様化する動きを進めている。
フォックスコンは過去1年、インド南部の生産設備への大型投資によって同国でのプレゼンスを急速に高めた。カルナタカ州については8月に、アイフォーンの部品と半導体製造装置の生産プロジェクト2件に6億ドルを投じると発表した。
2024年4月までには同州でのアイフォーン生産も開始すると予想されており、約5万人の雇用創出が見込まれている。
州政府は追加投資の新たな計画について詳細を明らかにしなかった。フォックスコンはコメント要請に応じていない。