[13日 ロイター] - 米グーグル・クラウドと、生成AI(人工知能)の新興企業でパリに拠点を置くミストラルAIは、13日に提携を発表した。ミストラルAIの言語モデルを、グーグル・クラウドのインフラ上で配布できる形にするという。
両社は共同声明で「ミストラルAIは提携合意の一環で、グーグル・クラウドのAIに最適化した演算処理装置などのインフラを活用し、大規模言語モデル(LLM)のテストや構築、拡充を行う。グーグル・クラウドが(データの)セキュリティーやプライバシーに基準を設けていることが強みになる」と説明している。
LLMは大量のデータを学習することで、文章などのコンテンツを生成する。
ミストラルAIは、米メタ(旧フェイスブック)やグーグルの元AI研究者が設立。11日の発表によると、アンドリーセン・ホロウィッツやライトスピード・ベンチャーズなどの投資家が主導した7カ月ぶり2回目となる資金調達ラウンドで、3億8500万ユーロ(約4億1500万ドル)を確保した。