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三菱ケミカルグループ傘下の田辺三菱製薬、中国の天津田辺製薬を遠大医薬に売却

発行済 2023-12-22 07:20
更新済 2023-12-22 07:35
© Reuters.  三菱ケミカルグループ傘下の田辺三菱製薬、中国の天津田辺製薬を遠大医薬に売却
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[日本インタビュ新聞社] - ■天津田辺製薬は循環器用薬などの製造販売を行う海外連結子会社

 三菱ケミカルグループ<4188>(東証プライム)傘下の田辺三菱製薬は21日、中国の天津田辺製薬の持分を遠大医薬に譲渡する契約を締結したと発表。天津田辺は、循環器用薬などの製造販売を行う海外連結子会社である。中国市場の変化に対応するため、事業運営を知見豊富な遠大医薬に委ねることで、天津田辺の成長と競争力強化を図るという。

 天津田辺は、1993年に設立され、高品質な医薬品を中国の患者さんに提供してきた。田辺三菱製薬は、天津田辺の75.35%の持分を保有していたが、共同出資者の天津力生製薬が優先購入権を放棄したことで、遠大医薬に全て譲渡することになった。譲渡対価は73億6400万円である。

 遠大医薬は、遠大医薬集団の中核企業で、循環器用薬の製造販売に強みを持つ。循環器系の製品ラインアップの拡充と生産供給能力の向上を事業戦略の一つに掲げている。天津田辺は、遠大医薬の傘下に入ることで、自社の強みを生かした事業の発展と成長が見込めると考えている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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