Maki Shiraki
[東京 25日 ロイター] - トヨタ自動車傘下のダイハツ工業は、認証試験不正を受けた国内工場の生産・出荷停止を来年1月末まで継続する。広報担当者が25日、ロイターなどに明らかにした。直接取引がある国内仕入先423社には、注文数量・実績などに応じて補償する。
間接取引となる2次、3次の仕入先にも困りごとに対して補償するほか、経済産業省のセーフティネットなどの措置も紹介する。
一方、マレーシアでの生産は100%近く再開。国民車メーカー「プロドゥア」向けは出荷を再開したが、仕向け地当局との調整中で3割程度がまだ出荷できておらず、トヨタ向けが生産・出荷できていない。インドネシアでは一部生産を再開したが完全に稼働できておらず、「1桁ほどは出荷できていない」(広報担当者)という。
生産・出荷に関わる従業員については、非稼働でも昼は出勤、夜は休業とする。