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東京株式市場・大引け=反発、買い戻し優勢 日銀政策維持で伸び悩む

発行済 2015-09-15 15:12
更新済 2015-09-15 15:18
© Reuters.  東京株式市場・大引け=反発、買い戻し優勢 日銀政策維持で伸び悩む
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[東京 15日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値      18026.48 +60.78 寄り付き    18082.72 安値/高値   17995.98─18329.57

TOPIX .TOPX 終値       1462.24 -0.17 寄り付き     1471.04 安値/高値    1462.13─1490.35

東証出来高(万株) 208033 東証売買代金(億円) 23026.94

東京株式市場で日経平均は反発。前日の大幅安の反動から買い戻しが先行し、日経平均の 上げ幅は一時360円を超す場面があった。ただ日銀による金融政策の現状維持が伝わる と先物主導で売られ、上げ幅を縮小。上海株の下げも重しとなり、引けにかけ伸び悩んだ 。東証1部の売買代金は低水準で投資家の見送り姿勢は強い。TOPIX、JPX日経4 00はともに小幅安となった。

東証が公表している空売り比率が前日に42%台と過去最高を記録したこともあり、 きょうの上昇は売り方の買い戻しとの見方が大勢。「東証1部の騰落レシオ(25日平均 )が65%台と低く、下値では打診買いなどが入りやすい」(東洋証券ストラテジストの 土田祐也氏)ことも指数の堅調な値動きにつながった。

午後12時過ぎに日銀が金融政策決定会合で、当面の金融政策の現状維持を賛成多数 で決めたことが伝わると先物市場で売り圧力が増し、上げ幅を100円超縮めた。後場寄 り後には現物市場に裁定売りが出て、日経平均は節目1万8000円を一時割り込んだ。 もっとも16─17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にポジションを傾けにく く、下値を売り込む向きは限られた。

個別銘柄では、伊藤ハム 2284.T と米久 2290.T が堅調。両社が経営統合する方針を 固めたと報じられ、材料視された。16年4月に共同持ち株会社を設立し、傘下に2社を 事業会社として置く方向で調整。ハム・ソーセージ事業の国内シェアは日本ハム 2282.T を抜き首位に立つ見通しという。

半面、東芝 6502.T が一時300円割れ。同社は14日、2015年4―6月期の連 結当期純損益が122億円の赤字(前年同期は167億円の黒字)になり、3年ぶりに最 終赤字を計上したと発表した。足元の事業環境の厳しさを懸念した売りが先行した。液晶 テレビ、パソコン、白物家電がいずれも赤字で、半導体でもフラッシュメモリーを除いて 不振が続いたという。

東証1部騰落数は、値上がり924銘柄に対し、値下がりが850銘柄、変わらずが 123銘柄だった。

(杉山容俊)

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