Shinichi Uchida
［東京 １６日 ロイター］ - エムスリーは１６日、福利厚生業務を代行するベネフィット・ワン株の公開買い付け（ＴＯＢ）期間を２月１５日まで延長する訂正届出書を関東財務局に提出した。昨年１１月１５日から買い付けを開始し、１月１７日まで延長していたが、２０営業日延長する。
ベネ・ワン株を巡っては、対抗の提案をしている第一生命ホールディングスが１１日、ＴＯＢの開始時期のめどを「１月中旬」から「１月末頃」に変更すると発表していた。エムスリーは、ベネ・ワンから期間延長の要請を受けたことなどを踏まえて、再び延長した。
ベネ・ワン株を５割超保有する親会社のパソナグループは１６日、第一生命ＨＤによる提案や公表内容を精査しており、今後、公表すべき事象が生じた場合は速やかに開示すると表明した。