David Shepardson
[ワシントン 26日 ロイター] - 米国のレモンド商務長官は26日、バイデン政権は、人工知能(AI)モデルを訓練するために誰が米国のデータセンターにアクセスしているのか判断できるようにするよう米クラウド企業に求める方針だ。ロイターの取材に対し明らかにした。
長官は「非国家的行為者や中国などは、われわれのクラウドにアクセスしてAIモデルを訓練させられない」と指摘。さらに米国は半導体の輸出規制を行っており「これらの半導体は米国のクラウドデータセンターにある。悪意のある活動経路を断たなければならない」と強調した。
レモンド氏は、米クラウド企業は「どの主要顧客が、大規模なAIモデルを訓練しているのかを知る責任を負うべきであり、われわれはその情報を入手しようとしている」と語った。
今回の規制案は来週にも公開される見通し。商務省はこうした調査依頼を企業に近く送付する予定だ。