[12日 ロイター] - デンマーク製薬大手ノボノルディスクの親会社、ノボ・ホールディングスのカシム・クタイ最高経営責任者(CEO)は12日、ロイターのインタビューで、2030年までに約350億ドルの投資を計画していると明かした。
今後5年間は毎年50億ドル前後を投資する見通しで、30年までには年間投資額が70億ドル程度に増える可能性もあると述べた。
ノボ・ホールディングスは生命科学全般への投資に加え、株式、債券、不動産にも投資している。クタイ氏は、肥満症治療薬「ウゴービ」および糖尿病治療薬「オゼンピック」の人気を背景にノボノルディスクから多額の配当が得られ、再投資が可能になったと説明した。
同氏はまた、アジア戦略の中でインドに焦点を絞っていると説明。今後の投資はアジア、欧州、北米の国々に集中するとの見通しを示した。
ノボ・ホールディングスは先週、ウゴービの重要な受託生産企業の一つであるキャタレントを165億ドルで買収すると発表したばかり。