David Milliken
[ロンドン 25日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海の船舶攻撃を受け、英輸出・製造業者の過半数が輸送途絶の影響を受けていることが、英商工会議所(BCC)の調査で分かった。
調査によると、輸送途絶を報告したのは輸出業者の55%、製造業のほか企業と消費者の取引サービスを手がけるb2c(小売・卸売含む)の53%だった。企業全体では37%が影響を受けているという。
BCCの貿易政策担当責任者は、海運部門には問題に対応する余裕があり、時間にある程度猶予が生まれたとする一方、「現状が長引くほどコスト圧力が生じる可能性が高まることを調査は示している」と述べた。
一部の企業はコンテナ手配の費用が4倍になったと報告。納品が3─4週間遅延したとの報告があるほか、資金繰りの問題や部品不足も報告されている。
調査は1月15日から2月9日の期間に実施し、1087社が回答。うち90%が従業員250人未満の規模だった。