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12日の米国市場は堅調だったが、シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円安の18355円だった。
足元で順調なリバウンド基調が続いていることもあり、利益確定の売りも出やすいところであろう。
今週は米国では決算発表が本格化する。
原油安やドル高の悪影響が続いたことに加えて、中国を中心とする新興国の景気減速の悪影響が4-6月期以上に大きくなった可能性などを指摘する声も聞かれる。
米企業決算での慎重姿勢が、上値の重石となる可能性は意識しておきたい。
また、徐々に業績相場に移行するため、全体としての方向感は掴みづらくなる。
とはいえ、先週のインバウンド関連への利益確定に対して、相対的に低迷していたセクターへのリターン・リバーサルが継続するようであれば、相場全体としてはじり高基調が続きやすい。
先週末には大林組 (T:1802)が2Q業績予想の上方修正を発表し、これが他の建設株等への物色に波及する局面がみられるなど、市場のセンチメントは悪くないだろう。
内閣改造が行われた。
安倍首相が打ち出した新「3本の矢」、「一億総活躍社会を目指す」 GDP600兆円の目標に対して疑問の声も聞かれているが、建設等の上方修正の動きなどもあり、次第に政策への期待感が高まる可能性がある。
利食い優勢ながらも押し目拾いの流れは強まりやすいと考えられる。