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あおぞら銀、24年3月期の赤字拡大 米不動産融資は新たな懸念先なし

発行済 2024-05-01 16:51
更新済 2024-05-01 16:54
© Reuters.

Atsuko Aoyama

[東京 1日 ロイター] - あおぞら銀行は1日、2024年3月期の純損失が498億円と、従来予想の280億円から拡大する見通しだと発表した。繰り延べ税金資産の一部取り崩しにかかる税金費用を計上する。米国オフィス向け不動産融資は物件処分による債権回収などを着実に進めており、第4・四半期中に新たに破綻懸念先となった案件はないとしている。

繰り延べ税金資産の回収可能性を検討し、算定にかかる将来所得の見積もり期間を短縮した。これにより将来の税金費用負担は軽減される。

米国オフィス向け不動産ノンリコースローンについては、4月中に破綻懸念先2件のローン売却が完了。いずれも2023年12月末の引当控除後の簿価を上回る価格で売却しており、貸倒引当金の戻し入れ益を計上できる見込みという。

5月13日に24年3月期の連結業績と、25年3月期の業績予想を示す予定。

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