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NYの視点:米4月PCEコア価格指数でインフレ鈍化進展動向を探る、インフレ巡る不透明感多く

発行済 2024-05-31 07:45
更新済 2024-05-31 08:00
© Reuters.
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*07:45JST NYの視点:米4月PCEコア価格指数でインフレ鈍化進展動向を探る、インフレ巡る不透明感多く 米4月PCEコア価格指数で、インフレ鈍化の進展が再開したことを確認できるかに注目が集まる。
米国のインフレ動向を判断するうえでの重要指標で、FRBがインフレ指標として特に注目しているため、年内の利下げ時期を判断していく上で重要。
1-3月期の消費者物価指数(CPI)でインフレ改善に進展が見られず、FRB高官は可能性は少ないが、利上げも除外しない考えを示した。
4月CPIでようやく鈍化基調が再開、PPIは予想を上回ったったがその項目で、PCE価格指数の算出にも使われる外来医療費は0.1%、航空運賃は3.8%それぞれ低下しており、PCEもCPIと同様に、インフレ鈍化の進展再開が示唆されると期待される。


ただ、インフレ鈍化の進展ペースは依然遅く、また、FRBが昨日公表したベージュブックの中で、特に保険など、支払い価格の上昇が指摘されており、短期的にはインフレの緩やかな上昇継続が予想されている。
JPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)は政策金利が6%に達する可能性やスタグフレーションを警告。
インフレを巡り、前回の連邦公開市場委員会(FOMC)でも指摘されていた通り、いまだに多くの不透明性が存続している。
NY連銀のダドリー前総裁はインフレ抑制を巡り金利が十分に高くない可能性に言及。
今後のインフレ動向次第では、追加利上げの可能性も除外できない。



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