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東京株式市場・大引け=6日続伸、円安基調が支援 一時1万9700円回復

発行済 2015-11-11 15:16
更新済 2015-11-11 15:20
© Reuters.  東京株式市場・大引け=6日続伸、円安基調が支援 一時1万9700円回復
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[東京 11日 ロイター] - 日経平均 .N225 終値      19691.39 +20.13 寄り付き    19602.01 安値/高値   19602.01─19724.12

TOPIX .TOPX 終値       1595.32 +5.84 寄り付き     1584.16 安値/高値    1583.76─1598.9

東証出来高(万株) 213534 東証売買代金(億円) 24447.61

東京株式市場で日経平均は6日続伸した。前日の米国株は高安まちまちとなったが、外為 市場では円安基調が継続。短期的な過熱感が意識されながらも指数は底堅く推移し、取引 時間中としては約2カ月半ぶりに一時1万9700円台を回復した。日本郵政 6178.T が 新高値を付けたことも投資家心理の改善につながった。TOPIXは反発した。

年内の米利上げへの観測が強まるなか、ドル高/円安の傾向が続くとの見方も支えと なり、主力株は総じて堅調に推移した。クレディ・スイスが新型スマートフォン「iPh one(アイフォーン)6S」の部品発注量減を指摘したことで序盤は軟調だったアップ ル AAPL.O 関連株も、村田製作所 6981.T やTDK 6762.T などは切り返す動きをみせた 。

騰落レシオ(東証1部、25日平均)が130%超となるなど、テクニカル指標は過 熱感を示しながらも、大引けにかけて指数はプラス圏を維持した。日本郵政は上場翌日の 5日に付けた高値を上回り、前日比5.4%高の1851円で取引を終了。不動産分野で の成長期待が意識されたという。

市場からは「止まるべきチャート上の節目をあっさりと超える展開が続いている。週 末のオプションSQ(特別清算指数)算出を前に、短期筋を中心にポジション調整に向け た買い戻しの動きも見られる」(水戸証券投資情報部長の須田恭通氏)との声が出ている 。

個別銘柄では三菱重工業 7011.T がしっかり。国産小型ジェット旅客機「MRJ(三 菱リージョナルジェット)」の初飛行が11日午前に実施されたことで、関心が向かった 。東レ 3402.T や住友精密工業 6355.T 、ナブテスコ 6268.T 、ジャムコ 7408.T など関 連各社も上昇した。

半面、ニチイ学館 9792.T が急落。10日、2016年3月期通期の連結業績予想を 下方修正したと発表し、嫌気された。介護部門における人手不足の影響で、サービス利用 者が想定を下回って推移したという。同じく通期業績予想を下方修正した住友金属鉱山<5 713.T>も大幅続落となった。

東証1部騰落数は、値上がり1243銘柄に対し、値下がりが557銘柄、変わらず が112銘柄だった。

(長田善行)

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